久々にFirefox4.0を野良ビルドしてみる。

環境はお馴染み（？）のこれ
CPU：　Phenome2 1090T 　最大3.6GHz 常用800MHz (ondemand設定)
メモリ：　16GByte  ただし、半分はtmpfsに使っているため8G常用
OS：　Debian 2.6.38-1-amd64 #1 SMP Wed Mar 16 17:38:02 UTC 2011 x86_64 GNU/Linux


とまぁこんなかんじ。

firefoxの4.0のソースを
ftp.mozilla.orgからもらってくる。

展開して、
-O100 -march=amdfam10 -mtune=amdfam10 -fforce-addr -pipe -fomit-frame-pointer -m64 -ftree-vectorize -funroll-all-loops

こんなオプションを付与しmake

ブラウザのベンチマークテスト... を参考にテストしてみる。

結果は

SunSpider 0.9.1：　218.7ms +/- 1.2%

V8 Benchmark Suite - version 6：　Score: 4985　

PeeceKeeper：　Details 6016

ということで、比較対象Xeon3060が相手ではダブルスコアで勝ってる感じ。
まぁサーバ用CPUとは言え、１世代以上前だし
なにより、Firefox4.0ってのが大きい、3.6とは素でもこのくらい差がある。

さて、ここからが本題。
果たして、ノーマルのFirefox4.0（mozillaのサイトで配布）と比べて
早くなっているのか！？

 ノーマルをダウンロードして再テスト。　結果は

SunSpider 0.9.1：　253.1ms +/- 3.3%

V8 Benchmark Suite - version 6：　Score: 4990　

PeeceKeeper：　Details 5835

・・・誤差みたいな差だ。というかV8に至っては負けてるし。
・・・やっぱ野良ビルドしてもそれほど嬉しい結果は出ないんだなぁ。

むしろ、汎用性が無くなるので、バイナリ再配布出来ない。
まぁ-O100ってのは遊びすぎのオプションなので、-O2 か -O3あたりにすれば
改善するかもしれないけど、ま、いいでしょ。


今回の結果：　わずかに判定勝ち　（でも手間を考えれば完敗）

ま、Gentoo神話とかもこんなもんなんだよね。

当blogでは　”こんなオプション付ければもっとイイんじゃねーの”って意見を募集しております！！！

beepcapでした。